たかはし あゆみ

存在は全て、常に時の移り変わり。

狭間に存在している。

生まれ、途絶え。世界がどうであろうとも。

何食わぬ顔で、留めようもなく時は流れゆく。

人の世は、1秒と1秒の間のわずかな微睡みの中にあるのかもしれない。

そんな命のひとひらが。

共に歩むは孤独か、永遠の沈黙だとしても。

歩き、旅をし、手を伸ばす。

その道筋は、遥か彼方の宙を巡る彗星のよう。

美しく眩い尾を引いて。

この胸に軌跡を残す。

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